やっぱりクリスマスって子供たちにとって、特別な響きがあるんでしょうね。
今回もたくさんの子供たちがとっても喜んでくれました。
中でもイベント定番の「ろくむし」と「カラーボール合戦」
そして今回久々登場した「天下」
誰ひとりシラケルことなく真剣に遊んでいましたよー。
実は子供たちは体を目いっぱい動かすことに飢えているんじゃないかなって…
ところで、今回も楽しんでいる子供たちを途中でみんな集めて話をしちゃいました。
「鬼がタッチしたって言っているのに、タッチされていないとかセーフゾーンに入っていたからセーフだって揉めてることが多いんだけどどうして? どっちかが嘘をついてるってこと? もしかしたら二人ともホントのことを言っていると思ってるかもしれないけど、もし、自分が嘘をついていると知っててタッチしたとかセーフだとか言ってるとしたら、その人は自分のことをどう思う? 嘘をついてる自分を好きになれる? 尊敬できる?
いい?よく聞いてね。自分のことを嘘をつく人間なんだとか、人に分からなければ何をやってもいいんだとか、自分のことを心から尊敬できないと幸せになれないんだよ。あなたたちは自分はこういう人間なんだって思っている通りの大人になるんだよ。だから自分のことをズルイとか思わないような行動をしようね。それからルールって何のためにあるの?(みんなが楽しむため!…子供たち数人から) そうだよね。一人でもルールを破って勝手にやってたらそんなゲーム楽しくないよね。だからここにいるあなたたちだけは嘘をつかないでルールを守ろうね。」
さすがにこの後は良かったですよー。
子どもたちだって、正直さの気持よさは知っているんだなって思いました。
テニスにはセルフジャッジという他のスポーツにはないルールがあります。相手のショットがラインに乗っているとわかっても「アウト!」とコールでき、押し切ることができるルールです。上記の子供たちのゲームでいえば嘘をついている場面です。指導者は子供に対して絶対に見て見ぬふりをしてはなりません。ましてや勝つためのテクニックとして教えるなど言語道断です。そんな指導者はいないと信じたいのですが、最近子供たちから「○○のスクールのコーチは大事なところでオンラインはアウトにしなさいと教えてるんだって」など複数耳にしました。それがたとえ間違った情報だとしても年端もいかない子供たちがそんな会話をしてること自体が絶対おかしい! もし本当なら教わった生徒はあまりにかわいそうであり、その指導者(そんなのは指導者とは言わない)は救いようがないとしか言えない。
セルフジャッジについてまたの機会にはっきり私の意見を述べたいと思いますが、私は悪く使えばテニスのイメージを損ね、子供たちに「人が見てなければ何をやったっていい」という犯罪をも生みかねない種を植え付けることになり、少なくとも本人のセルフイメージを落としてしまう。しかしながら、逆に上手に使えば心の在り方の「教材」にもなりえると思っています。
みんながテニスを愛しています。
こんな素晴らしいスポーツはあまりないのではと思います。
正義ある有望ジュニア選手が、セルフジャッジの在り方に疑問を抱いてテニスを辞めていったのを何度も経験しています。
途中から話が変わってしまいましたが
テニスのイメージを損ねることのないようにしたいものです。