10月11日 2回のフロリダテニス遠征、土居美咲選手
今でも私は、ジュニアの早い時期に世界を感じることが重要と考えている。
当時はその気持ちが強くフロリダに友人がいた関係で2002年と2003年の2回にわたり、約3週間の日程で世界のテニスを体験すべく、また、私自身も勉強すべく数名のジュニアを引率した。その中に2年連続参加した土居美咲がいた。
当時の美咲(現土居美咲プロ)は小学生だったが、常にもの静かで、ありがちな女の子同士ツルムということもなく、アップなど自分のすべきことを淡々と一人 でこなしていた。かと言って非社交的でもなかった。彼女を国内トッププロたらしめた一番の理由は、小学校低学年から中学2年まで私が個人的な理由でその指 導の場を離れるまでの間、一度として気を抜いたショットを打ったことがなかったこと、一度としてがっかりした姿を見せなかったこと、一度としてトレーニン グに手を抜いたことがなかったことだろう。当然叱った記憶がないくらいである。「美咲は必ず日本チャンピオンになれるよ」と言い続けた。
フロリダはとにかく暑い。9月の2002年はもとより、2003年の11・12月でもほとんどシャツ1枚でOK、プールがクーリングダウンだったくらいである。
以下、当時の日記(原文のまま)が残っていたので写真とともに紹介します。
2002年日記
・9月20日(金)(PDF) ・9月22日(日)(PDF) ・9月23日(月)(PDF) ・9月29日(日)(PDF)
大会参加スケジュール ・フロリダ遠征2002(PDF) ・フロリダ遠征2003(PDF)
12歳以下優勝直後、No.1シード(左)に勝つ