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セルフイメージを引き上げる

子供たちの未来に向けて、最も大切なもの… 「セルフイメージを引き上げること」に尽きる。KCJではこう考えています。 私たちがみている子どもたちにも、すでにこの子の将来は楽しみだと思える子と、この子は今のままでは心配だと感じてしまう子がいます。  二十数年の間、数千人もの子供たちを見て来ていれば、ある程度はわかるようになります。私が教え始めた時に小学生だった子が、すでに二児の母親になっているし…。おこられるかもしれませんが少なくとも平均的な学校の先生より子供のことは分かっていると自負しています。幼稚園児から高校卒業するまで何年もずっと見つめてきた子も少なくありません。競技志向の子供たちとは長時間を共にし、性格や身体の特徴、場合によっては家庭事情までも把握しておくことがコーチの務めでもありましたから。  明るい子、挨拶がしっかりできる子、返事ができる子、素直な子、人の目をしっかり見ることができる子、はっきりした大きな声で話ができる子、正直な子、がっかりすることが少ない子、言い訳が少ない子、物怖じしない子、人の悪口を言わない子、人の話をよく聴いている子、感謝の気持ちを持っている子、何をやるにも楽しそうにやっている子、「できない」「無理」などの限界を自分で作らない子… こういった子たちは普段から自信に満ちており、この自己評価つまりセルフイメージの高さをはっきりと感じさせてくれます。ここには学力は入れていません。おこられるかもしれませんが、正直私には学力がその子の将来を決める要素になるなど、上の項目のどの一つにも勝るとは思えないからです。なぜなら、こういった子達は、放っておいても、自分が納得する適度な学力や自分に必要と思うものは手に入れるでしょうし、やりたいことが見つかれば、おそらくそのエキスパートになるでしょうから。 ●セルフイメージについての多くの著書やHPからの抜粋です。 「人の「行動」「感情」振る舞い」「可能性」は、すべてその人のセルフイメージとぴったり一致する」 「自分の心にある自分自身のイメージが、人の人生における運命を決める」 「人は、「自分はこういう人間である」と思っている自分自身に「従って行動をする」」 「人はどれだけ努力しても、セルフイメージに逆らって行動することはできない」 「セルフイメージは、人の全人格や行動、振る舞い、そして環境さえもが構築される「根拠」であり、基礎、そして基盤である」 これらはほんの一部ですが多くの博士や脳科学者、有名セラピストが同じことを言っています。私が長年感じてきたことをピタリと言い当ててくれています。 ではどうすれば子供たちのセルフイメージを引き上げることができるのでしょうか。 我々がまず行おうとしていることは、成功経験をたくさん積ませてあげること、そして効果的な褒め方でたくさん褒めてあげること、そして時々セルフイメージの話をしてあげることです。家庭を含めて今までの生活環境が子供たちのセルフイメージを作っているそうで、私も自分の子供のことで大変反省しているところです。是非、小学生以下のうちから高いセルフイメージを持てるように子どもたちに接してあげましょう。 子供の幸せはセルフイメージからです。