2018年03月

今月のセルフイメージ(2018.3月号)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

  • KCJレッスンの「遊び」順応性、応用性を高め、世界へ

 

「早くテニスをやらせろよ!」「子供達の受けねらいで遊んでいるだけじゃないの!」中には、こう言いたくなる方もいるかもしれません。

ご両親にはしっかり理解しておいて欲しいのです。何のためにやっているのか。

KCJのレッスンの前半や後半で行っている遊びみたいな楽しい運動やゲームのことです。「自分の身体を思い通りに操る」ことを目的としたKCJテニスアカデミーの重要なジュニア指導の柱の一つ。

目や耳から入る状況を今何が起こっているのか正確に判断し、それに対して自分の体をどう動かせばいいか瞬時に決定し、脳からの命令を神経が素早く的確に伝達し、そのパルスを複数の筋肉(動力)たちが調和しながら正確に効率よく体の隅々までをイメージ通りに動かす。そしてもっとレベルの高い動きはなかったのだろうかを自分で感じ取る。これらを楽しい運動の中に取り入れたものをコーディネーショントレーニングと呼んでいます。楽しければ楽しいほど子供たちは積極的になり、効果が上がります。この力が高い子供を運動神経が良いといったり運動能力が高いと言ったりしますが、テニスの進化に大変大きな影響を与えるだけでなく、これが彼らに自信や自己満足感を与えていきます。いわゆるセルフイメージが高まっていく状態です。

実はそれだけでなく、わたしたちはこれがEQにつながることを発見しました。このトレーニングの中で、状況に対する体の順応性や応用性が高まるだけでなく、それが社会生活の中においても、状況の変化や困難な場面に対して発揮されている様なのです。音楽家が絵画などの芸術にも造詣が深くなるのと同じように、身体を動かす感性を高めるために活発に働いてきた脳の中で、人とのコミュニケーションや自分の心をコントロールするという感性とがリンクしてきたのではないかと容易に想像できるのです。

これからは、いろいろなことが急速に変化していく社会だといわれています。

その荒波を乗り越えていくには、状況を的確に把握してどう対応していくのかといった感性、人とのコミュニケーション、少しのことではへこたれない心の耐性、さらには体力があるに越したことはないことはないでしょう。

 世界を少々ながら見てきた私たちには、日本の常識にとらわれ過ぎてはいけないとの実感があります。そして世界はどんどん狭くなっていきます。子供のころからの世界観はのちに大きな順応性にと繋がっていくのではないかと考えます。

長年の目標であった海外拠点を、四季が逆転し時差もほとんどないオーストラリアのシドニーに作る計画を進めています。牛久パサ二ア校での英会話クラスの開設もこれ等の流れを推進していく一役になればと思っています。