KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
◇小さな成功をたくさん積み上げる…ハードルを低く
先日あるTV番組で、幼児教育の歌を作る仕事をしている人が、歌詞のフレーズの語尾が「バ・ビ・ブ・べ・ボ」で終わるといいのだと。
理由は小さな子供が最初に歌を覚えるとき、語尾だけを拾って真似始める子がほとんどで、これだと発音しやすく覚えやすく楽しいのだそうです。確かに言われてみるとそうですね。
この話の中で子供に自信をつけさせるのには「成功経験をたくさん積ませる」ことといっていました。中でも「ハードルを低く!」という言葉が気に入ったのですが、簡単にできることなら簡単に成功もするし、ならばその体験も増えるでしょう。歌一つ作るにも、楽しく覚えやすい=成功体験につながる、という優しい配慮がうかがえます。
私たちKCJのスタッフもスポーツの中でも特に難しいといわれるテニス(硬式)レッスンを子供たちが楽しめ、個々のレベルの中で成功体験を感じられるように言葉がけを選んでいます。
選手コースは別としてリトルキッズやキッズクラスのようなテニスの入り口で「ああしろ・こうしろ」「それはダメ・まだまだ」だけでは子供たちも楽しくもないし成功と感じることはないので、これらの言葉も極力使わないよう、そして「ここまで出来るようになった、もう少し」や「今日はラケットにあたればOKだよ」「〇回ネットを超えれば成功だよ」などハードルを低く設定するよう心掛けています。
とかく日本人は目標を高く持つことが好きで、厳しく査定することもよしてされがちです。
でも、それで目標に届かず失敗ばかり(というか失敗に感じてしまう)を経験し、自分は何をやってもダメなんだとネガティブなセルフイメージを持ってしまっては元も子もないでしょう。ご家庭内でも子供に対しハードルを低く、そして成功をたくさん経験させてあげて、その成功を小さなものでも一緒に喜んであげてみてはいかがでしょう。
保証まではできませんが、おそらく子どものポジティブへの変化に驚かれるのではないでしょうか。