2017年07月

今月のセルフイメージ(2017.7月)

KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。

◇ もっと子供を信頼しましょう。…親の監視は子供の自己評価を落とす?!
「親ばかであってください」「子供に対する見方を変える」H28.9 と 10 月号 でもお伝えしたかったことですが、簡単には親が子供について評価している通 りのことを子供は演じてしまう傾向にあるという事です。子供本人の自己評価 (セルフイメージ)は親からの言葉や態度が一番影響することを考えれば、当たり 前のことですが、最近の子供の反抗的な態度の心中に、「親に信頼されていない」 「子供扱いをされている」という低いセルフイメージがあるのではと心配です。
本来もらってうれしいはずのアドバイスを無視する、ひどい場合はかえって逆 のことをやる子供がいます。細かいことを常にチェック(監視)して小言を言って しまう親の場合、私たちも子供の頃そうであったように、あえて反抗したくな る心の状態をそのままをコート上に持ち出しているのではと感じています。 この程度ならばまだいいのですが、私が一番心配していることは、日本人特有 の「右に倣え、人様に迷惑をかけるな、大それたことを考えるな」を地で行く 「枠にはまった小さな人間で終わってしまう」ことです。私の生徒にも、多く の天才、驚くべき才能が、親の過干渉で潰れてしまっています。35 年以上のジ ュニア指導の中でダイナミックに成長しテニスに限らず大成功したといえる子 は親もおおらか。子供の良いところを見ようとしている・信頼している・一番 やりたいことをやらせている・細かいことは気にしない場合がほとんどで、子 供の親に対するプレッシャーやストレスがほとんどなく、毎日が楽しい中でグ ングン成長していきます。「好きなようにやらせて大丈夫か?」って聞こえてき そうですが、私の経験においては OK です。信頼しているよというメッセージ が伝わっている限り、大好きな親の困ることをしようとは思いません。そして、
楽しいことをしている子供には脳内にやる気ホルモンが出て行動力・記憶・創 造性などが活性化されるのですごい力が出てくるのです。さらに「一芸は身を 助く」、一芸に秀でることは成功経験を積んだことになり「自分はできる」側の 人間というセルフイメージを持てるので、何事にも成功率が高まるのです。 子どもの本当にやりたいことは何なのか、それはすでにその子の才能です!