KCJテニスアカデミーの目的は、子供たちのセルフイメージを高めること。
まちがいなく子供たちはセルフイメージの通りに生きていくことになるから。
【 子供たちの未来に向けて大切なもの… 】
「セルフイメージを引き上げること」に尽きる。私たちはこう考えています。
当校の生徒たちにも、低学年にしてすでにこの子の将来は楽しみだと思える子と、今のままではどうだろうと不安を感じてしまう子がいます。
三十数年の間、数千人もの子供たちを見て来ていれば、ある程度はわかるようになります。私が教えはじめた時に小学生だった子が、すでに高校生を持つ母親になっているし…。少なくとも平均的な学校の先生より子供のことは分かっていると自負しています。幼稚園児から高校卒業するまで何年もずっと見つめてきた子も少なくありません。競技志向の子供たちとは長時間を共にし、キャンプや大会で何度も同じ部屋で寝泊まりし、性格や身体の特徴、場合によっては家庭事情までも把握しておくこともありました。それが私たちコーチというものでもありますから。
明るい子、挨拶がしっかりできる子、返事ができる子、素直な子、人の目をしっかり見ることができる子、はっきりした大きな声で話ができる子、正直な子、がっかりすることが少ない子、言い訳が少ない子、物怖じしない子、人の悪口を言わない子、人の話をよく聴いている子、感謝の気持ちを持っている子、何をやるにも楽しそうにやっている子、「できない」「無理」などの限界をすぐに自分で作らない子…こういった子たちは普段から自信に満ちており、自己評価つまりセルフイメージの高さをはっきりと感じさせてくれます。ここには学力は入れていません。
おこられるかもしれませんが、正直、私には学力がその子の未来を幸せに導く要素になるなど、上の項目のどの一つにも勝るとは思えないからです。なぜなら、こういった子らは、放っておいても、自分が納得する程度の学力や自分に必要と思うものは手に入れますし、やりたいことが見つかれば、おそらくそのエキスパートやそれに近いくらいにはなることは間違いないと思っているからです。
●セルフイメージについて、多くの著書やネットから抜粋してみました。
「人の行動・感情・振る舞い・可能性は、すべてその人のセルフイメージとぴったり一致する」 「自分の心にある自分自身のイメージが、人の人生における運命を決める」 「人は、「自分はこういう人間である」と思っている自分自身に従って行動をする」 「人はどれだけ努力しても、セルフイメージに逆らって行動することはできない」 「セルフイメージは、人の全人格や行動、振る舞い、そして環境さえもが構築される「根拠」であり、基礎、そして基盤である」これらはほんの一部ですが多くの博士や脳科学者、有名セラピストが同じことを言っています。私が長年感じてきたことをピタリと言い当ててくれています。
ではどうすれば子供たちのセルフイメージを引き上げることができるのか。
私たちがまず行おうとしていることは、成功経験をたくさん積ませてあげること、そして効果的な褒め方でたくさん褒めてあげること、そして時々セルフイメージの話をしてあげることです。家庭を含めて今までの生活環境が子供たちのセルフイメージを作っているそうで、私も自分の子供のことで大変反省しているところです。是非、小さいうちから高いセルフイメージを持てるように子どもたちに接してあげましょう。子供の幸せにはセルフイメージ向上が最大の方法と確信しています。